農業大学校の経営戦略論の講義でビジネスゲームを導入
研修提供: 合同会社ひまわりマネジメントサポート
長尾辰彦
受講者 : 大学2年生
時 間 :3時間(8:50~12:00 10分休憩 90分2コマ分)
徳島農業大学校から経営に関する講義を依頼され、その中の一部のコマでビズストーム5期を実施しました。
1.ビジネスゲーム 「ビズストーム」導入の背景
ゲーム研修だから興味を持ってもらいやすい!
大学より1年生「6次産業化概論」と2年生「経営戦略論」の講義を依頼されました。
農業大学ということで、「経営戦略」そのものに関心が薄い学生もいることが想定されたため、興味をもってもらえるような工夫が必要でした。
そこで、2年生「経営戦略論」の中でビズストームを導入することにしました。
2.ビズストームのカリキュラム
マーケティングを学んでからビジネスゲームで経営を体感
「経営戦略論」のシラバスは次の8項目で計画しました。
①企業の目的 ②事業コンセプト ③価格戦略 ④商品力 ⑤販売力 ⑥会計・財務知識 ⑦事業計画 ⑧チャレンジ精神
8コマの講義(1コマ90分)のうち、5、6回目の講義でビズストームを組み込みました。
その前の3、4回目の講義で、マーケティング・商品力に関する講義を行って、ビズストームへの導入をできるだけスムーズに行えるように工夫しました。
ビズストームのゲームプレイは、当初は2日にまたがって実施する予定でしたが、大学から2コマ連続での実施を許可していただけたため、まとまった3時間を使うことができました。
ビズストームのライセンスに関しては、「大学向けパッケージ」を活用しました。
これは公式テキストを学生が購入することで、5期分のプレイチケットがつくというものです。
大学側に相談したところ快諾いただけたので、ライセンス面でも問題なく実施できました。
3.研修風景
楽しく熱心に参加
参加人数は17名 (6名、6名、5名の3グループ)での実施となりました。
経営戦略への関心の低さから、どれくらい「ビズストーム」を真剣にやってくれるかは疑心暗鬼でしたが、結果的には、非常に熱心に取り組んでいただけました。
その他、次のような特徴が見られました。
・ルールについての説明を真剣に聞いてくれました。
・意外と、市場調査のカードに興味を示し、多くの学生が早い段階から連続して利用していました。
・「借り入れをしてまでの経営はしない」など、独自のこだわりを押し通す学生も見られました。
・期が進むにつれて熱が入り、1つの期にかける時間が増していきました。10分→15分
・会計についての計算を丁寧にできていない人が目立ったので、多くの時間をかけて見回りました。
4.研時間修の効果
「もっとやりたい」の声
結果としてとても熱心に取り組んでもらえました。
終了後は、学生より8期やりたい等の声があがりました。キットを購入できないかという問い合わせもあったほどです。
残すところ講義はあと2コマです。「ビズストーム」を活かしての工夫を考えているところです。
(合同会社ひまわりマネジメントサポートhttps://nagao-ms.com/ 長尾辰彦)