経営センスを鍛えるビジネスゲーム、ビズストーム

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滋賀県商工会連合会様「階層別全職員研修」

組織力を高めるための経営指導員向け階層別職員研修

研修提供: 株式会社ビズストーム

                箕作千佐子 (ビズストーム上級認定インストラクター/ビズストーム開発者)

受講者  : 管理職、中堅、若手 計200人弱

時 間  : 6時間(上級8期)

滋賀県商工会連合会様の全職員向けの研修として、ビズストームを使った階層別研修を行いました。

職員の皆さんは経営指導員で、県内各地の商工会で経営指導にあたられている方がほとんどです。

カリキュラムは管理職、中堅、若手の階層に分け、県下の複数の地域で計6回実施しました。

1.ビジネスゲーム 「ビズストーム」導入の背景

環境変化に対応できる組織力をつけるためのビジネスゲーム研修

環境変化により商工会に期待される役割が増加し、個人の力だけに頼るのではなく、組織力を高めて対応していくことが課題となっています。

職員の皆さんは全員が経営指導員の方ですが、経営指導のスキルアップというよりは、まずは組織の一員として、より貢献できるようになるための研修をしたいというご要望でした。

2.ビズストームのカリキュラム

ビジネスゲームで組織や自分が求められていることを理解し、自分が貢献できることを考える

組織力を高めることを目的に、階層別に下記のテーマを設定しました。

若手…「仕事の意味を理解する ~ビジネスのしくみと自分の役割~」

中堅…「成果への意識を高める ~主体的に動く力を身につける~」

管理職…「ビジョンを作れるリーダーを目指す」

 

カリキュラムは、「ゲームが楽しかった」で終わるのではなく、明日からの業務につながる学びを得ることを重視して設計しました。ビズストームで視点を高めることで、組織や自分が求められていることを理解し、自分が貢献できることを考えるのが基本的な構造です。

まずビズストームで何を学ぶのかをしっかり理解いただいてからビズストームをプレイし、基本的な経営知識とゲーム内容の関連性をいくつか解説して効果を高めました。そしてビズストームで体験した枠組みに沿って、商工会がどのような立ち位置にあるのかグループで分析し、最後は自分自身がどのような貢献ができるかを具体的に考えていただきました。

どの階層も次のような流れに統一し、中身はテーマとレベルにあわせた内容にチューニングしています。

 

[講義] 仕事と組織/(管理職は「現代の管理職に求められること」)

ビズストーム初級(3期)

[講義] 会計知識との関係

[講義] 事業計画とPDCA

ビズストーム上級(8期)

[ワーク] ビズストームの振り返り

[講義] 経営戦略とマーケティング

[ワーク] 商工会の仕事とは

[ワーク] 自分の役割を考える

3.研修風景

今までなかった発想も生まれる

階層ごとに少しずつ雰囲気は異なりましたが、基本的に前向きに楽しみながら参加していただきました。

ゲームはあまり慣れていないから、とはじめは戸惑っていた方も、次第に表情が明るくなり、真剣に戦略を考える姿が見られました。

また、ゲームを終えて自身の仕事について考える際には、今まで考えたこともなかった、と言いながらも、様々なアイデアが生まれていました。

 

4.研修の効果

自らの仕事を振り返り、業務改善につなげる。

研修の結果、次のような意見がアンケートで寄せられました。期待していた効果が得られた様子がうかがえます。

 

  • ゲームの体験が具体的な業務の参考になった

・ゲームとはいえ、実践的な考え方が身につく良い研修だった。

・ビジネスゲームをするのが初めての経験でとまどいもありましたが、実際の業務を進める上で参考になりました。

・現実に沿ったゲームで、おのずとその人の性格や仕事の姿勢が現れる内容であったと思う。

・実際の業務とゲームの内容が連動していて落としどころが感じられた。

 

  • 自分の仕事を振り返る機会になった

・足元を見る良い機会であったと思います。

・自分の考え方などを見直す良い機会となった。

・今一度マネジメントとは何か考える一日となったので良かった。

・商工会業務について考えるよい機会になった。

・自分の組織について、自分ができることややるべきことについて改めて考えられた。

・他の商工会の仕事内容がきけてよかった。

 

  • マネジメントに関する学びがあった

・ゲーム形式で会社(組織)運営をすることで、計画の重要性が再確認でき良かった。

・計画的に投資をすること、取り組みを行うことの大切さを学ぶことが出来た。

・高い視点、主体的な組織的な体制づくりが必要だと感じた。

 

その他、「会員さんの視点が体験できてよかった」「経営者の判断が難しいことが理解できた」といった感想もいくつもありました。

今回の研修では、経営指導員としてのスキルアップは直接のテーマではありませんでしたが、当然ながらこのような効果も副産物として想定していましたので、嬉しいお声でした。

 

「楽しかった」「研修時間が短く感じられた」という声も多く、ストレスの少ない研修という意味でも歓迎していただけたのではないでしょうか。

 

(箕作千佐子)

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